今さら聞けない!『つみたてNISA』とは?メリットやデメリットなど
つみたてNISAとは、少額から長期の積立投資を支援する非課税制度です。2018年1月から始まり、2023年10月現在、約1,900万人の利用者がいます。
つみたてNISAのメリットは、以下のとおりです。
- 運用益が20年間非課税になる
つみたてNISAで購入した投資信託の運用益は、最長20年間非課税になります。通常、投資信託の売却益や分配金には20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAを利用することで、その税金が免除されます。
- 少額から始められる
つみたてNISAの年間非課税投資枠は40万円です。1回あたりの購入金額は金融機関によって異なりますが、1,000円から購入できる商品も多く、少額から始めることができます。
- 投資初心者でも始めやすい
つみたてNISAの対象商品は、金融庁が定めた一定の基準を満たした投資信託です。これらの投資信託は、長期の分散投資に適しており、元本割れのリスクを抑えながら資産形成を進めることができます。
つみたてNISAのデメリットは、以下のとおりです。
- 投資できる商品が限定されている
つみたてNISAの対象商品は、金融庁が定めた一定の基準を満たした投資信託です。そのため、すべての投資信託を買うことはできません。
- 元本割れのリスクがある
投資信託は、株式や債券などの値動きに連動するため、元本割れのリスクがあります。
- 年間の非課税投資枠が少ない
つみたてNISAの年間非課税投資枠は40万円です。一般NISAの年間非課税投資枠は120万円と比較すると少ないため、より多くの資金を投資したい場合は、一般NISAも検討する必要があります。
- 損益通算や繰越控除ができない
つみたてNISAで損失が出た場合、一般NISAや他の投資口座の利益と損失を相殺して税金を減らす(損益通算)ことができません。また、つみたてNISAで損失が出た場合、翌年に繰り越して控除することもできません。
つみたてNISAは、長期の分散投資を目的とした投資初心者でも始めやすい制度です。ただし、投資には元本割れのリスクがあるため、その点は注意が必要です。
つみたてNISAの利用を検討する場合は、以下の点に注意しましょう。
- 投資の目的や目標を明確にする
つみたてNISAで投資する目的や目標を明確にしておきましょう。目的や目標を明確にすることで、適切な投資商品を選択することができます。
- リスクを理解する
投資には元本割れのリスクがあることを理解しておきましょう。元本割れのリスクを抑えるためにも、長期の分散投資を心がけましょう。
- 投資信託の特徴を理解する
つみたてNISAの対象商品は、投資信託です。投資信託の特徴やリスクを理解した上で投資するようにしましょう。
つみたてNISAは、長期の積立投資を支援する制度です。少額から始められるため、投資初心者でも始めやすい制度です。ただし、投資には元本割れのリスクがあることを理解し、慎重に検討するようにしましょう。